命の警報 火災報知器

ずっとマンション暮らしだったせいか、ついているのが当たり前だと思ってきた火災報知機。

最近よく耳にしていた消防法による火災報知器設置(火災警報器)の義務化。

何を今更そんな当たり前のことを・・・ってよく見たら


我が家にはついてないことが判明!


ヘタに1Fだけ付いてるもんだから、2Fも当然ついているものだとばかり・・・.

これは大変!義務化というくらいですから付けてないと・・・付けてないと・・・・・?


どうなるの!?


という事で調べてみることに(汗)

住宅用火災報知器設置の義務化

【義務化の時期】

  • 新築住宅については、全国一律で平成18年6月1日より義務化
  • 既存住宅については、市町村条例の規定により平成23年6月1日までに順次義務化

【設置が必要な場所】

  • 寝室と階段は全国一律で義務付けられています
  • 台所等は地域により市町村条例で義務付けられています
お住まいの住宅用火災警報器等設置基準の概要はこちらから

【罰則】

  • 現在のところ罰則規定は定められていません


ということで結論!

お咎めなし!! ホッ

ってそーゆー問題じゃなくwww



この義務化に至った経緯としては、火災事故の増加とその火災事故における死因の多くが火災からの逃げ遅れである事、高齢者の死亡割合が高いという背景から。


義務化前の統計によると
  • 火災発生件数 53276件
  • 総死者数 2067人
  • 住宅火災による死者数 1187人(全体の57.4%)
  • 内65歳以上の高齢者 688人(住宅火災死亡者数の57.9%)
  • 住宅火災で死亡した経過 逃げ遅れ(69.3%)
死亡原因の69.3%が火災発生による逃げ遅れということから考えても、早期に火災が発生したこと気づけば助かったかもしれません。

すでに義務化されているアメリカやイギリスでは、火災による死者が義務化前と比べて半減したという実績もあるそう。


大切な命を守るためのものですから、義務化とかそういう問題は抜きにして付けておきたいですね。

善は急げ!速火災報知器について調べてみました。

火災報知機について

検知方式

【煙式】

火災の多くは、まずはじめに煙が立ち昇るため、早期発見に適した方式
寝室・階段・廊下・居室に設置

【熱式】

調理による煙や水蒸気などを、誤って火災として感知しにくい方式
台所に設置

電源

【AC100V式】

コンセントから電源をとります。配線には電気工事が必要。
連動式と非連動式がある。電池切れの心配がありません。
センサー感知前に火災で電源供給が途絶えた場合機能停止。

新築向け

【電池式】

リチウム電池で交換時期は大体10年くらい。
連動型と非連動型がある。
交換時期になると音で知らせてくれる。
センサー感知前に火災で電源供給が途絶えた場合や停電中でも機能。

既存住宅向け



フムフム。我が家は台所には熱式がついているので、煙式の電池タイプを各寝室と階段で4つ付ければいいワケですね。

火災報知機の種類と機能を比較

それでは今回調査するのはこちらの4台。

火災報知機の種類

SECOM セコム SM-D0400 単独型(非連動)

火災警報器

Panasonic パナソニック けむり当番 SH6410P(親機)SH6420P(子機)



まもるくん10 FSKJ218-M(親機) FSKJ218-C(子機)

火災警報器

ホーチキ (煙式) SS-2LR(煙式)(親機・子機の区別なし)



火災報知器の機能

早速機能を比較していきます。

セコムパナソニックまもるくん10ホーチキ
電池寿命10年間(使い捨て)10年間10年間10年間(使い捨て)
警報音声警報・赤ランプ点灯音声警報・赤LED点灯音声警報・3色表示LED点灯音声警報・赤LED点灯
音量70dB/m以上(鑑定基準)
300Hz~4kHz
90dB/m(自社測定値)
300Hz~4kHz
70dB/m以上
(鑑定基準)300Hz~4kHz
90dB/m(自社測定値)
2~3.3khz
警告音サンプル音
(リンク先にボタンあり)
サンプル音サンプル音サンプル音
(リンク先にボタンあり)
警告音停止ボタン操作により約5分間停止
赤ランプ点灯継続
その後もも検知すると再び警報動作が始まります
引きひもを引くか警報停止ボタンを押すと約5分間警報停止
連動先で感知元(火元)の警報器は停止できません
その後も検知すると再び警報動作が始まります
ボタンを押すと約5分間警報停止
連動先で感知元(火元)の警報器は停止できません
その後も検知すると再び警報動作が始まります
ボタンを押すと約14分間警報停止
連動先で感知元(火元)の警報器は停止できません
その後も検知すると再び警報動作が始まります
復旧自動復旧方式
(煙・熱がなくなると自動的に警報が停止、監視状態に戻る)
異常警報自動試験機能○
約30分毎に警報、約60秒毎にブザー鳴動
自動試験機能○
警報が3回鳴動、その後約40秒おきに鳴動
自動試験機能○
約30分毎に警報、約60秒毎にブザー鳴動
自動試験機能○
連動元・連動先共に約60分毎に警報、約50秒毎にブザー鳴動
電池切れ警報
約30分毎に警報、約60秒毎にブザー鳴動

(夜間の電池寿命警報を出にくくする遅延機能を搭載)
警報が3回鳴動、その後約40秒おきに鳴動

約30分毎に警報、約60秒毎にブザー鳴動

(夜間の電池寿命警報を出にくくする遅延機能を搭載)
連動元・連動先共に約60分毎に警報、約50秒毎にブザー鳴動
電波異常警報-
無線連動機能なし

(電波状態を定期的に自動で試験)
警報が3回鳴動、その後約40秒おきに鳴動

(電波状態を定期的に自動で試験)
約30分毎に警報、約60秒毎にブザー鳴動

(電波状態を定期的に自動で試験)
連動元・連動先共に約60分毎に警報、約50秒毎にブザー鳴動
感度自動補正×
手動テスト機能
電波到達距離-見通し100m見通し100m見通し100m
(再送信機能だと最大到達距離約200m)
接続台数-親機1台+子機14台親機1台+子機15台15台(親機と子機の区別なし)
サポート365日24時間365日9~20時365日9~18時(ナビダイヤル)年末年始を除く9~18時(ナビダイヤル)
保障期間10年1年1年1年
NSマーク日本消防検定協会鑑定基準合格品
外形寸法直径82mm×高さ39mm直径100×高さ26mm直径98×高さ52mm直径100×高さ46.7mm
カラーナチュラルホワイトナチュラルホワイト
和室色
ナチュラルホワイト
和室色
ナチュラルホワイト




最近の火災報知器ってなかなか高性能なんですね~。

電池式って実際どうなんだろうとか若干思ってましたが、電池の持ちも10年と長いですし、切れそうになったらしばらくの間警報が鳴ってくれるなら、こんな私でもいくらなんでも気づきそうw

ただ使い捨てと電池が交換できるものがあるんですね~。

10年もすると機械の寿命的にいい頃合ってことなんでしょうかね?


あと連動タイプの無線も同様ですけど、もし電波が悪かったら・・・とか色々不安もありましたが、子器間で電波が届かない場合、親器がしっかり電波を中継したりする機能(パナソニック)とか警報機全てが相互通信や再送信(ホーチキ)したりとか様々な工夫がされているようですし、こちらもしばらくの間警報が鳴るようなので問題なさそう。

レビューなんかを見てもそういったトラブルはなさそうですしね。


あとは、連動か非連動かというところですか・・・

連動式はワイヤレスで通信しているので、警報器の一つが煙(熱式の場合は熱)を感知すると全ての警報機がブザーとフラッシュで知らせてくれるものです。(熱式・煙式が混ざっていてもOK)

どうせつけるならやっぱりここは連動式を選びたいところですね。

ただ、お値段が倍以上違いますね~。

4個分となると・・・


うーん。結構手痛い出費かも。


とはいえ、何より大切な命はプライスレス。

連動してるに越したことはないのは確か。


あとは、電池が交換できるパナソニックかまもるくん10 VS 親機・子機の区別なく独立して各々通信してくれるホーチキか・・・

やっぱり使い捨てっていうのは何だか性に合わないのでここは電池交換タイプをチョイス。

残るパナソニック VS まもるくん10は、価格・サポート・機能・見た目で

Panasonic電池式ワイヤレス連動型火災報知器 けむり当番(薄型)


君に決めた~!!

パナソニックの火災報知器の型番は販売経路によって同じものでも違う番号がついていたりとややこしいのですが、同じ連動型であれば親機1台+子機という組み合わせであれば型番が違うものや発売時期の異なるものでも連動して使用することが出来ます。

親機は煙式のみとなりますので、熱式を混ぜる場合は煙式の親機+熱式子機という組み合わせとなります。

もちろん煙式(親機)+熱式(子機)+煙式(親機)といった具合で組み合わせることも可能です。


ちなみに和室色も販売されています。


連動型熱式電池タイプ。



火災報知機を実際に購入して使ってみた感想

実際に設置してみたところ、取り付けはホントに簡単でした。

天井に穴は開いてしまいますが、ネジで固定するだけ。


我が家は天井に設置しましたが、壁でもいいようですね。

あとは、ヒモがついてるんですけど、これは長さが調節できます。
というか、なくてもボタンで操作できますからとっちゃっても問題ないですw

せっかくシンプルでスッキリとしたデザインなので、不便でなければとっちゃいましょう。

今回親機+子機セット1つと、子機のみを2つ購入しましたが、最初からセットのものはあらかじめ親子登録が済んでいるのですが、子機のみで購入したものはあとから追加登録する必要があります。

この設定もとても簡単。
親機と子機を同時に押すだけというw

それを繰り返せば完了~!


ホントに便利な世の中です(笑)

見た目もいいですし(天井を見上げてるのは本人だけかもしれませんがw)気分スッキリ大満足w


・・・あとは鳴らないことを祈るばかりですww


ところで今回調べてみてわかったのですが、単独型(非連動型)を連動型として販売しているお店の多いこと。

メーカーのページで確認しながらの作業になりました。

それからもう1点気をつけたいのが訪問販売。

住宅関連にはつきものですね。

消防庁からも注意の呼びかけがあるようですが、この火災報知器に関してもあの手この手で責めてくる業者さんも多いようなので注意したいトコロです。



さてw火災報知器も無事設置できたことですし、安心しておやすみなさい。